昨日、わたしが主催する女性だけのオンラインサロン「膣サロン」で、
性癖について
というテーマでお話しました。
※膣サロンについてはこちらの記事からどうぞ↓
https://note.com/emisuke/n/nd5bca115cca0
20名弱の女性にご参加いただいて、みんなで、自身の性癖について、そして他人の性癖について見識を深めました。
そこで、ものすごく大事なことに行き当たったし、これはセックスレス回避にもなるなぁと思ったので、主に女性に向けて書きます。
そもそも、なんで性癖zoomやったん?
性癖とは。
人が持つ性質上のかたよりや癖のこと。
感覚的な癖ではなく、“収集癖”や“虚言癖”など、考えや習慣に基づいて起こるものを指す。
性的な癖も含まれるが、それに限定されるわけではない。しかし、オタクの中では性的興奮を感じる趣向の意味で使われることがほとんどである。
また、一般的なものとかけ離れた性質のかたよりは“異常性癖”とされ、“特殊性癖”、“性癖倒錯”、“パラフィリア”とも呼ばれる。
https://numan.tokyo/words/kLYew
もともとは性質や癖、という意味でしたが、昨日のわたしは完全に性的な意味で言葉を使っていました。わたしが思う性癖は、
自分が、
これやったら萌える~!!
とか、
これ好き!興奮する!
といったようなもののこと。
つまり、自分のテンションがちょっと上がるもの、として捉えていただければいいかなと思います。
さてわたしの臨床では、多くの男女と接するわけなんですが、みなさん安定して不足しているものがあります。それはなにか。ズバリ、
ときめき
です。
みなさん、最近いつ、ときめきましたか?
毎日パートナーにときめいてるよ🤤
という人は、ほんっとに少ないです。それもそのはず、人間の恋心は、長くても3年ほどで情熱が冷めてしまうと言われているから。
情熱やドキドキする気持ち、そしてときめきは、付き合いが長くなればどんどん薄れてくるのが普通です。その代わり、相手を信頼する気持ちが情愛となり、穏やかな感情で相手と接することができるようになるんですよね。
ここでさらに、自分と相手がお互いに、ふたりの関係、あるいは家族全体が健やかに過ごせるために、家事をしたり、育児をしたり、ふたりで出かけたり、お話をしたり……そういう具体的な行動をとることにより、ふたりの関係がずっと良好に続いていくのです。
では話をもどして、ときめきを感じている人が少ないって話。
実はこれ、努力と工夫しだいで、なんぼでも取り戻せるし、日常にひそませることも可能です。
なんだけど、あんまりみんなやらない。
もう結婚して長いし~
もうそういうのめんどくさいし~
そこまで頑張りたくないし~
今更、なんかね~
みたいな人が多いです。
もちろん、お互いにそれで何の不満もないならオッケーです。
でも、もし片方は、もう少し性的な行為を増やしたいと望んでいたとしたら……。こういうのって、片方の気持ちだけを置き去りにはできないはずです。
性的な行為を望まないのは、相手への気持ちが冷めた、とかは別にして、ときめき不足のせいです。ときめきがないと、男は勃たないし、女は濡れません。
そこでそのときめきを補充するために大事なお助けツールが、性癖なんですよね。
わたしは臨床のなかで、もっとみんな、自分の性癖を探求してほしいし、それによって楽しみを増やしてほしいなって思ってます。
ただ、職場で話すわけにもいかないし、たとえ居酒屋でも、「わたしの性癖はねー!」って話してたら、なんか変なことになりそうでいやですよね。
だからこその、オンラインサロンのトークでした。
人の話を聞いて、自分の可能性を広げるのって大事
わたしが何個か、例を挙げていき、
これ好きな人ー!って挙手してもらう、みたいなかんじですすめていきました。
中には、
ええ?これも性癖に入るんですね?
って驚く方も。
これ、すごくいいなーと思うのが、
性癖ってつまり「自分がこれすきなんだよね!」ていうことなので、好きなものについて語ってるときの人って、超素敵なんですよ。
時には、人のエピソードを聞いて他の人から拍手が巻き起こったり、「わーそれいいな!」っていう素直な感想が聞かれたり。
たぶん、自分も、気にはなってるけど、ちょっと勇気がでないなぁ、なんてやつもあったと思うんです。でも、先輩()の体験談を聞くと、やっぱイメージが具体的になるし、ちょっと身近に感じられるのかも。
とある人がおっしゃった
わたし呼吸管理がうまい人がすきで
っていうパワーワード、もうほんと一生忘れない。セックス中の呼吸って、相手に管理されるものなんだね!w
ちなみに、ダントツで不人気だった性癖は
「Sっ気の強い、言葉責め」
でした。
「すきだよ」
「かわいいね」
「きれい」
「きもちいい……やばい……!」
みたいな言葉は、もう全員が大歓迎で、セックス中に言わないほうが損するぐらいのやつでしたね。男性たち、今日から毎回全員言ってください。
ただ、
相手の言葉を期待しての言葉責めは、まじで女性がドン引きしてることが多いので、諸刃の剣です。(それが好きな女性も確かにいます)
例)
今まで誰のお〇〇〇〇が一番気持ちよかったの?言って?
(突きながら)
〇〇くんの……!!
(……て言うしかないやんけ)
こんなにビチャビチャだよ……
や……はずかしい……
(だからなんなん?)
みたいな心境です(冷静)。
女性ってサービス精神旺盛なのはいいねんけど、心が覚めるとまじで快感も遠ざかっていくから、演技はなるべくしないようにしようね!
ところで、何個か、「その性癖、夫とは試せません」ってやつもありまして。やっぱり言うのが恥ずかしいとか、相手にも知識がないとちょっと危険とか、そゆのもありますよね。
つまり、性癖を心ゆくまで堪能できてる人って、
自分のほしいものが何なのかをちゃんと把握していて、
それを相手に、惜しみなく伝えることができていて、
相手もそれを受け入れてくれている
という条件が成立しているということになります。
これってすごいことです。
かわいい女性は、主体的で、自分から気持ちよくなりにいける人
女性って、受け身になりやすいよなーと思います。これはたぶん、やさしいから、合わせるのが上手なんだと思う。
そもそも膣だって、男性器を受け入れる構造になってるしね。だから「挿入される」って思ってるうちは、セックスは受け身だと思います。
でも、受け身だと、実はあんまり気持ちよくなれないし、ときめきもありません。
「されるのがすき」ていうMの人でも、「今じぶんはそれをされたいんだ」と、主体的に物事を考えているはずなんです。なんでもかんでもされるがまま、ってことはない。
自分ってなにがすきなのかな?を考えて、
昨日みたいにいろんな人の話を聞いて、興味がわいたものをいろいろ試してみる。
もうそれだけで、心は少しときめいているはずです。
そして、相手に自分の性癖を伝える。
ここが、ハードル高い~!!って思ってる人がたくさんいるんですが、でも、夫婦って一生を共にしてもいいと思えたはずの人なのですから、そうそう引かれることなくない??
あなたと一緒にこれをやってみたいんだけど、どうかな?って言うだけですよ。
もちろん相手が乗り気じゃなかったら仕方ないし、ほな別のとこでやるかー、ってなりますけど
「そんなこと、相手に言えないっ」って人たちは、もっと相手と性の話をしてほしい。そして、自分をちゃんと、相手にさらけだしてほしいです。
それを受けとめてもらえたら、とっても幸せな気持ちになるし、豊かな性生活になるんじゃないかな。
相手に任せたり、相手を受け入れたりするだけじゃなくって、
自分もしたいことを伝えてほしいし、自分からも動いてほしい。
セックスは「挿入されるもの」だけじゃなくて、自分から「挿入しにいくもの」でもあるし、自分が気持ちいいところやものを見つける機会でもあります。(ひとりよがりすぎたらもちろんあかんけど、受け身になりすぎたらあかんでって話ね)
性癖は、自分を深く知るための一つの素材。
是非それを、自分の楽しみにして、そして相手との楽しみにもできたら、きっともっとときめくし、セックスに対して前向きになれるのでは!と思います。
こういう性癖についての話も、こちらのオンライン相談で受け付けていますよ~!
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