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性交痛の原因と対策を、鍼灸師の観点から解説しました【解決例あり】

目次

性交痛の原因と対策

「セックスが痛い」

このお悩みをもつ女性はとても多いです。

ただ、痛みを感じてもパートナーに伝えづらかったり、痛みがあることでセックスそのものを避けるようになり、そのことで相手との関係性に変化が出てしまうこともあります。

セックスの痛みについて、痛みがどうして起こるのか、どういった対策があるのかということを、男女ともに知っておきたいですね。

性交痛ってなに?

セックスの最中に感じる痛みのことを、性交痛といいます。痛みが起こる原因はとてもたくさんあって、それぞれ、取れる対応も変わってくるんです。

わたしが運営している「しあわせ男女のための性相談LINE」で、過去に女性の方に「セックスでお悩みを感じたことがありますか?」と尋ねてみたことがあるんです。

そうしたら、悩みがある、と回答されたかたのほとんどが「性交痛」を経験されていました。

しかも、「それを相手に伝えられましたか?」と尋ねると、半数の方は「伝えていない」という結果でした。

なんでそんなことになるのか?っていうと、

「雰囲気がこわれるから」

「相手を傷つけてしまうかもしれないから」

という優しい理由もあれば、

伝えたけど何も変わらないから言うのをあきらめた」

「伝えたら【そっちの経験が少ないからじゃないの?】と言われ、自分が悪いのかと思うと言えなくなった」

など、ちょっとその男性呼んできてもらっていいですか????案件のものもありました。

性交痛は、絶対に我慢してはいけません。

まして、相手が痛みを感じているにも関わらず、それを相手のせいにするなんてひどすぎます。

痛みには原因があるし、対処法もちゃんとあります。痛いまま我慢して続ける必要はないし、痛いから自分にはもう今後セックスは無理なんだ、と悲観的になる必要もありません。

性交痛がある女性、そして、彼女や奥様からセックスの時に痛いと言われたことがある男性は、ぜひ性交痛についていろいろと知識をつけていただきたいです。

ご自身の大切な身体のために、そして大好きな方のために。

性交痛があったら、まずは婦人科を受診しましょう

性交痛を感じる方は、基本的にはまず婦人科の受診をおすすめします。

痛みを感じる背景に、感染や、重大な病気が隠れていることもあるからです。恥ずかしいことや、珍しいことではないので、「こんなことで病院に行ってもいいのかな?」なんて不安にならなくて大丈夫😊

性交痛は、もう最初っからすでに痛い場合と、膣の奥のほうに行くと痛みがある場合の2種類に分かれます。

前者のほうは痛すぎて、もうほとんど挿入できません。

挿入するとすぐに痛い場合

様々な原因が考えられます。

①炎症や感染症

カンジダ膣炎などにより、膣や外陰部が炎症を起こしていたり、性器ヘルペスなどの性感染症が原因となっていることもあります。また、尿道の炎症でも痛みが生じる場合があります。

②外陰部や膣粘膜の萎縮

疲れていたり、ストレスが続いていたりすると、女性ホルモンのバランスが乱れます。そうなると膣粘膜や外陰部が萎縮してしまい、挿入時に痛みを感じやすくなるのです。産後の女性にも多いです。病院では、塗り薬をはじめ、ホルモン療法や外科手術など、様々な治療法があります。

③処女膜強靭症

処女膜が厚く、膣の入り口がとても狭く伸びにくくなっている状態です。これは生まれつきのものなのですが、病院では処女膜切開術という治療ができるので希望があります。

④コンドームによるアレルギー

ラテックスアレルギーのある人がラテックスのコンドームを使うことで、アレルギーによる炎症反応を起こしていることがあります。コンドームには、ポリウレタンのもの、イソプレンラバーという素材のものもあるので、他の素材に変えてみるのもいいかもしれません。

⑤パートナーの前戯が不充分で、濡れていない

これはもう完全にお相手がもっと頑張れ!のやつ。表面だけ濡れていても、中までしっとりしていないこともあります。女性は、男性よりも快感を感じるための時間がゆっくりなので、とにかく丁寧な愛撫を男性側に心掛けてもらう必要があります。

⑥精神的な要因

過去に、性的に嫌悪感・恐怖を感じた体験がある場合は、痛みを感じることがあります。また、パートナーのことが信頼できなくなった、パートナーに性的に興奮しにくくなった、愛情が冷めた、などの原因でも興奮しにくくなるので、濡れないために、痛みにつながります。

子宮の奥のほうで痛い場合

痛みが、膣の奥の方で感じられたり、下腹部で感じられる場合、子宮内膜症や卵巣の腫瘍、またはクラミジア感染症など骨盤内感染症の可能性があります。

セックスした後に下腹部に痛みが残る場合などは、早めに病院を受診してください。これらの病気は、悪化すると不妊症の原因になったり、最悪、手術になってしまう場合も。自己判断は避けて、少しでも異変を感じたら早めに通院しましょう。

性交痛は、「こころ」と密接な結びつきがある

病院で診てもらっても、特に異常がみられなかった場合は、性交痛の原因が精神的な要素にあるかもしれません。

【性的なものが苦手・嫌悪感がある

「全裸監督」に出てきたお母さんのように、性に対して厳格な家庭で育った場合は、セックスやマスターベーションを「汚い」「不潔」「いやらしい」「低俗」なものとして捉えている可能性があります。

女性がそんなことをするなんてはしたない、とか

女性に性欲があるなんておかしい、とか

そういったことを思う人は一定数おられます。

セックスをすることも、マスターベーションをすることも、性欲を感じることも、なんにもおかしなことはなくて、とても自然な欲求だし、素直な行為です。

性的な行為に対して、罪悪感を抱く必要はありません。

【過去にトラウマとなる体験がある】

過去に性被害に遭っていたり、セックスでいやな体験をしたことがある人が該当します。また、パートナーから言われた言葉や、ひどいことをされた記憶なども、性交痛に拍車をかけます。

人間の脳は、ストレスや恐怖を感じると、さらに痛みを強く感じるようにできています。

このあたりのお話をしていると、皆さん涙を流されることが多くて、わたしも毎回聞いていて、とてもつらい気持ちになります。

話すことでよけいにつらくなる場合もあるので、こころの奥にある痛みの原因に向き合うのはとても勇気と労力が必要ですが、「変わりたい」と思う決意を応援したいと思っています。

性交痛は、鍼灸でも改善する可能性がある

RISA鍼灸院では、性交痛に対して、まずは膣の保湿を含むケアをご提案します。

そして、レディースコースで、骨盤内の血流を改善し、膣を濡れやすくしていきます。自律神経をととのえ、ホルモン分泌が活性化することによって、性的興奮を感じやすくなったりもします。

また、毎回ていねいに1時間ほどお気持ちを聞かせていただきながらの施術なので、徐々に精神的な部分に対しても変化がみられたりします。

女性側だけの通院でも変化は起こりますが、できればパートナーの方と一緒に通院していただくのが理想的です。

膣に何かを挿入することそのものに恐怖心がある場合は、マスターベーションからゆっくり慣らしていきましょう。

以下に、当院の施術を受けて性交痛が改善した女性の口コミをご紹介しておきます。

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性交痛を改善させることで、ご自身が恐怖心や苦痛から解放されるだけではなく、パートナーとの関係性にも良い変化があったり、妊娠につながりやすくなったりします。

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