先日、とある50代の男性が飲み会にいった時に、
一人の男性と知り合ったお話をしてくれて。
その男性は、自分よりも年上なのに、すごく若々しくて、元気があってかっこよかったんだとか。
聞くところによるとその人には、最近、ちょっと年下の彼女ができて、なんだかいろいろ頑張れるらしい。
やっぱり恋の力ってすごいんだな、ってふたりで話してました。
女性でも、例えば既婚者と、独身の人が集まって話してて、
「最近彼氏できてん」みたいな話が出ると、既婚者たちからは「わーええな~!そういうドキドキすることがあるの、めっちゃうらやましい~!」っていう意見が聞かれたりします。
恋は、いくつになっても、日常に張り合いをもたせてくれるし、自分が頑張る原動力になるものですね。
そして、いざ恋をした、ってなったときに、もう昔とはいろいろ違う、という自分の身体に目を向けることとなります。
若い頃と比べて、落ち込んだり情けなく思う必要はまったくなくて、今と、これからの自分の身体と心を受けとめる。
そういったことができたら、きっとパートナーとの関係もより良いものにできるはずです。
男性ホルモンが減ってきた兆候
男性が、いつまでも元気よく、そして楽しく生きるためにとても大切なのが、男性ホルモンです。
人間は、男も女も、ある程度の年齢になると、「更年期」という時期に入ります。これは、
いままでとおんなじようには性ホルモンを出されへんくなるんでよろしく~
っていう時期のこと。
女性は、40~50歳ぐらいが更年期といわれていて、特に閉経する前後が、症状として顕著なようです。
でも、女性は、閉経して数年経てば、また体調が安定する時期がやってきます。
これは、女性には妊娠できる時期が制限されていて、閉経したらもうその機能を果たし終えたから、ということだそうです。
ただ、男性は女性と違って、何歳になっても勃起機能が維持されています。
つまり、男性更年期にはわかりやすい終了がなくて、しんどい症状がずっと続くかもしれない、ということなんですよね。
いつか終わるから今は耐えよ!!ってしててもあんまり意味ないかもしれないので、気づいたらはよ対策するのが吉。
で。
男性は、40歳をこえたあたりから、もう誰でも、男性ホルモンの分泌がだんだん減ってきます。
男性ホルモンが少なくなってくるとどうなってくるかというと、以下のとおり。
- つかれやすい
- 太ってくる
- 身体の関節や筋肉に痛みが出る
- 暑い、ほてる、汗がよく出る
- おしっこが近い
- イライラしやすい
- 周りへの興味が少ない
- 物忘れしやすい
- 集中力がない
- うつっぽくなり、気持ちが落ち込む
- 夜、眠れない
- 何かをしたいと思えない
- 不安で仕方がない
- 涙が出る
- EDになる
- 性欲がわかなくなる
なんか、結構いろんな人に当てはまってない……?てなるじゃないですか。
そうなんです。
だから、男性更年期ってもっと身近な症状として、みんなケアしておいてほしいんですよね。
男性更年期障害のセルフチェック
AMSスコアという質問紙で、自分でも男性更年期の傾向があるかどうかを調べることができます。
質問は全部で17問。
「なし(1点)、 軽い(2点)、 中程度(3点)、 重い(4点)、 非常に重い(5点)」
としてそれぞれ5段階で回答してください。
- 総合的に調子が思わしくない
- 関節や筋肉の痛み
- ひどい発汗
- 睡眠の悩み
- よく眠くなる、しばしば疲れを感じる
- いらいらする
- 神経質になった
- 不安感
- からだの疲労や行動力の減退
- 筋力の低下
- 憂うつな気分
- 「絶頂期は過ぎた」と感じる
- 力尽きた、どん底にいると感じる
- ひげの伸びが遅くなった
- 性的能力の衰え
- 早朝勃起(朝立ち)の回数の減少
- 性欲の低下
合計スコアの点数が
17~26点 なし
27~36点 軽度
37~49点 中程度
50点以上 重度
と判断されます。
自己診断で37点を超えていたら、泌尿器科や、メンズクリニック的なところに行ってみるのもよいです。病院ではテストステロン(男性ホルモン)の値も診てくれて、ホルモン補充療法もできます。(医療ってすげーー!!)
ただ、スコアは36点以下でも、やっぱり上記の症状があるだけでしんどいと思うので、そういう時は鍼灸院に通ってみるのもおすすめ!
鍼灸施術は、自律神経を調整し、元気でたのしく生きられる身体づくりをサポートしてくれます。
男性ホルモンを維持する生活のしかた(これが大事やねん)
あと一番大事なのが、日常生活の中でどうやったら男性ホルモンをなるべく低下させずに過ごせるのかっていうところ。
これ、行動しだいで結構維持できるので、男性のの皆様はぜひやってみて。
①運動する
40歳超えたら全員、運動しよう。
つべこべ言うな。
なかやまきんに君の動画を観ながら、明るく楽しく続けられると最高ですね。
なにもいきなり走れとか、ジムに通えとか言ってるわけじゃありません。まずは5分でもいいから歩く習慣をつける。階段を使う。ちょっとだけ筋トレする。そういうのでいいです。
しかも運動してたほうが、薄毛になる可能性も減るって知ってた??運動すごいよ運動!!!
おすすめの筋トレはスクワット、高強度インターバルトレーニング(HITT)など。運動してるのに筋肉がつかないんだが?!!って方は、ホルモンを補充すると筋肉つきやすくなる場合もあります。
②ちゃんと食べる
当たり前のことが続いております。
これができたら苦労しねーよ、ってかんじですけど、でも大事なんです。
不摂生せずに、栄養に気を遣って食事をとる。
最近では、性機能アップに効くごはん!みたいなのもネットでよく見かけるので、ぜひ積極的にとりいれてみてください。
③だれかと競争する
最近、「もう~やっぱり、男の子やなっ!」ていう女性いてはるじゃないですか。
名前しらんけど。
あれはほんまにそのとおりやと思ってて、男の子って、いくつになっても男の子らしくあってほしいんですよ。40歳であっても50歳であっても、元男の子としては、ずっと少年らしさを忘れないでほしいというか。
男子って、しょーーもないことですぐ笑ったり、いつまでもふざけたりするじゃないですか?
あのかんじ!
今は、子どもたちの教育でも「競わせない」「評価しない(優劣つけない)」ってのが主流ではありますが、やっぱり遊びの中で誰かと競うというのは男性にとってめちゃくちゃ大事。
誰とも争わない優しい男子は平和で素敵ではありますが、適度な競争心はやっぱり男性ホルモンを活性化させます。
④ぐっすり寝る
ついつい夜中まで動画見たりとか、仕事がんばっちゃったりとか、あると思うんですけど、睡眠不足ってほんまにひとつもええことないです。
1日徹夜すると、男性ホルモンの分泌が数日間ガクーン!て減ることもありえるみたい。こわい!
寝ると、自律神経が調整されるし、いろいろ回復します。記憶が整理され、頭もよくなります。
ただ、寝たくても寝られへん、ていう男性は、それこそ鍼灸いいですよ。お薬以外にもいっぱい選択肢はあります。
⑤恋をする
冒頭の、新しい恋人、とかだけではなくて。結婚してる人なら、奥様に何度も恋しましょう。
ときめく瞬間を増やしたり、相手を魅力的だと感じたり、楽しみにするお出かけの予定をつくったり。考えただけでわくわくするような、ドキドキするような気持ちを、いつまでも持っていられるように、日常生活でも努力をしましょう。
新しい場所に出かけたり、積極的に人と会ったり、趣味にうちこんだりしている男性は、男性ホルモン分泌が落ちにくいのです。
要は、脳が、「なにかを楽しみにしたり、期待したりしているかどうか」なんですよね。
毎日おなじような、単調な生活を繰り返していると、男性ホルモンは低下する一方です。
どんなときでも楽しもうとする気持ちをもって、
身体をととのえて、
そして心がわくわくするような予定を入れる。
これで、男性ホルモンはわりと維持できると思います。
メンズコースがおすすめ
当院では、男性の更年期に対しても施術を行っております。
ベーシックコースでも対応できますが、
特に
- 泌尿器のお悩み
- 性機能のお悩み
に関してお悩みが強い方は、メンズコースもおすすめです。
お気軽にお問合せくださいませ。
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