【逆子と低置胎盤】鍼灸施術でどちらも改善したお話

2022年6月23日2022年8月1日

大阪市住吉区長居にあるRISA鍼灸院では、妊婦さんのケアにも力を入れています。（そのわりに、お店は階段を上がった2階にあります。すみません）

今日は、妊娠28ｗで来院された妊婦さんのお話。ご本人の許可をとって、ブログにさせていただいています。

この方は、過去の妊娠時に、逆子で来院されました。数回の鍼灸施術の後、無事に逆子がもどってご出産されたという経緯があります。

今回も、「もしかしたら鍼灸で良くなるかも？」とう期待をもって、ご来院いただきました。

1診：低置胎盤が発覚

病院で「胎盤の位置がすごく低いと言われてしまって……。このままだと帝王切開になるかもしれないんです。鍼灸でなんとかなりますか？」

この方は「低置胎盤」という状態のようでした。

これは、胎盤が正常よりも低い位置（子宮口に近いところ）に形成されていることを表します。もっと胎盤が下がり、もはや内子宮口を覆っている状態となると、前置胎盤という状態になります。

本来は、内子宮口から胎盤までの距離が、最低でも2cmは離れていてほしいようです。

「胎盤の位置は、6ミリと言われました」

もし、もう少し様子を見ても2cmまで距離がのびなければ、リスク回避のために帝王切開になります。（経膣分娩を試みた場合でも、出血のため、大部分が帝王切開となるようです）

母子の安全のためには、どんな出産方法であっても仕方がないとはいえ、やはり手術のほうが母体に負担はかかります。今後の育児のことも考えて、なるべくなら帝王切開は避けたいですよね。

出血は今のところないけれど、お腹は少し張りがありました。

当院のベーシックコースは妊婦さんでも受けられるものなので、その日は施術をして、少し家事の手を抜いてゆっくりするようにお伝えしました。

2診：胎盤までの距離が3ミリのびた！そして逆子になっていた

29ｗの健診で、内子宮口から胎盤までの距離が3mm伸びていた、と言われました

えみすけ

やったー！！！すごい！

でも、また逆子にもどってました

この方は、28ｗの少し前にも赤ちゃんの頭が上にあったのですが、28ｗでは頭が下になっていたんですよね。それがまた、くるんっと向きが変わっていたようです。よく動く元気な赤ちゃんかわいい🤤

でも、距離が3mmでも伸びたことは本当に喜ばしいことです。

相変わらず出血はなし、お腹の張りは、やはりあるけれど、先週よりは少しましかな？というかんじでした。

逆子ということで、今日は「逆子コース」で施術をしました。やることはベーシックコースの内容にプラスして、逆子がもどりやすくなる施術をしていくものです。（でも値段は逆子コースのほうが安くなるんです～）

そして、前回と比べて大きな変化が出ていたのがこちらの箇所。

妊婦さんって、足がつりやすかったり、しんどくなったりしやすいんですよね。この方もそうでした。

下肢静脈瘤は、見た目も気になるし、なんとかしたいなーと思っていたのですが、わずか1回の施術でこれだけ改善が見られました。よかった。

3診4診：お腹の張りがなくなった

30ｗで2回来院。病院の健診は翌週なので、この週は胎盤の位置の変化はわかりませんでしたが、「お腹の張りがほぼなくなっている」という嬉しい報告を受けました。

施術の効果を感じています、と言っていただけてうれしい。施術中も、お腹はしっかり動いて、元気な胎動を感じさせてくれていました。

31ｗ：帝王切開を回避！逆子も頭位にもどっていました

健診の日に、わたしもそわそわしていたので、「病院おつかれさまでしたっ」とLINEしてみました。すると返ってきたお返事がこちら！

気にかけていただき、ありがとうございます。
今日受診したら、なんと、 2センチギリギリまで上がって、予定帝王切開を免れました！逆子でもなくて、頭が下らしく、鍼灸すごいと感動しました。
まだ様子をみていく、大安心な状態ではないですが、本当にありがとうございます。これからも通わせていただく予定です。よろしくお願いいたします。

いやーほんとによかった。うれしい。

逆子も、低位胎盤も、どちらもひとまずほっとしました。

もちろん今後も、安産までしっかりサポートさせていただきたいと思います。

（以下、8/1 追記）

わたしの娘がコロナに感染したため、少し施術間隔があいてしまいましたが、37wで来院されました。

この間、別の治療院で2回施術を受けられていたそうで（すみません、と謝られたけどなんにも謝ることないですねん！！！w）

そのおかげもあってか、

前回の健診では、胎盤までの距離が3cmにのびてました

とおっしゃっていて、もうほんっとにすごい！うれしい！