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【小児はり】令和の時代に、子育ての難易度を下げる方法

えみすけ

こんにちは!
住吉区で小児はりをやっているRISA鍼灸院 院長えみすけです。

元旦に配信させていただいたLINEでもお知らせしましたが、今年2025年から、小児はりの価格を改定します。基本的には値下げをしています

わたしは、2016年にも住吉区で鍼灸接骨院を開業しておりまして、当時から小児はりを提供メニューに入れてきました。

小児はりにかける情熱はずっと持っているんですが、RISA鍼灸院を開業するにあたり、治療院のコンセプト設計において、いったん「小さい子どもやその保護者」がメインターゲットからはずれる状況になってしまっていました。

(実際、子どもを通わせたいけれど、デカデカと「性」のことを書いているので通いにくいです、と言われたこともあります)(申し訳ないです)

ただやはり、コロナ後の世界を見ていたり、自分が出産したことも相まって、「やっぱり小児はりって、たくさんの人を救えるよな」という思いが強くなっていってて、自分なりに、その思いを形にするべく、価格改定を行いました。

それについて今日は詳しく書いていきます。

目次

小児はりが育児にもたらす恩恵はなんなのか?

わたしは、小児はりが好きです。
大阪で始まったこの技術を、鍼灸師はずっと受け継いでいかなければいけないと思っています。

昨年11月、日本小児はり学会の学術集会に参加した際に、小児科の先生がおっしゃっていたのですが、

「子どもは、いつの時代も、その社会の問題を反映している」

というお言葉に、わたしは深くうなずいています。

小児はりを提供している鍼灸師は、お子さんの不調を通して、必然的に、そのご家庭が抱えている問題に直面することがあります。

わたしはよく、

えみすけ

子どもの体調不良は、そのご家族全体の問題です

ていうお話を、保護者さんにします。

これがどういう意味かっていうと、小児はりに連れてきてくれる母親たち(9割)は、

①子どもの不調は子どもの身体に施術をすれば治ると思っている
②子どもの不調を、自分(母親)の努力でどうにかしようと思っている

ということがあるんです。

①に関していえば、それで治るパターンも確かにあるんですが、意外と、おうちの環境がからんでいるパターンもあるので、そういう場合は「家族みんなで」取り組む問題となります。

②は、母親だけが頑張りすぎているパターンです。
はっきり書くと、父親の存在感が希薄です。こういう場合は、母親への負担が強すぎることが多いので、母親への施術を勧めたり、なるべく子から意識を離すように働きかけることもあります。(すごくむずかしいけど)

小児はりは、子どもにはりをする施術ですが、子どもは環境を選べないからこそ、やはりその家庭にいる家族みんなが関わってくることでもあります。

ただ、この「家庭全体の問題」というのは、日常的に可視化しにくいですよね。

ほんとは夫婦でもっと話さないといけないけど、疲れてたり、時間がなかったり、話すと仲悪くなっちゃうし……とかで、なぁなぁになっているご夫婦も多いかと思います。

そういうとき、お子さんの不調は、実は

ここで1回、家庭の問題を見直すきっかけ

にしてもらえることもあると思っています。

これは子どもの不調だけじゃなくて、病気っていうのは、得てして何かしらの「気づき」を得る側面があると思うんですね。

不調が起こるとショックだし、しんどいし、悩みますけど、

いまこの不調は、何と向き合うべきタイミングなんだろう?

と捉えていただけると、家族みんなが、より健康に過ごせるようになるのかもしれません。

そんなわけで、小児はりは、お子さんの不調のケアを通して、家庭全体のアンバランスさを修正していく、という要素があるのだと思っています。

もちろん、風邪をひきにくくなったとか、うんちが出やすくなったとか、そういう生活面でのメリットもありますが、そこにさらに「家族みんなが笑顔になれる」という要素も足せるのが、わたしが小児はりを好きな理由です。

小児はりは対応する症状の幅が広い

そもそも鍼灸って、予防にも使えるし、治療にも使われるものです。なので小児はりも、「体調管理」と「病気の治療」の側面があります。

ただ、体調管理のための小児はりと、何らかの治療のための小児はりは、正直、労力が全然違うんです。

気軽な施術は、もっと気軽に受けてもらいたい。
そう思うからこそ、今年からは「症状によって価格を分けていきます」

1回ごとの施術を受けられる小児の症状

0〜6歳の未就園児さんは1回550円、
小学生さんは1回1100円です。

  • 夜泣き・睡眠時間が短いなどの睡眠のお悩み
  • ご飯を食べない・便秘・嘔吐など胃腸のお悩み
  • かんしゃく、チック、友達と上手にあそべないなどの情緒のお悩み
  • 鼻の症状・中耳炎・ぜんそく・アトピー性皮膚炎などの呼吸器のお悩み

※回数券を購入されている方は、差額分を返金させていただきます。

1ヶ月単位で受けられる小児の症状

  • 夜尿症【親子カウンセリング必須】
    ※月に5〜6回がめやすです
  • 学校に行けない日が続いている【親子カウンセリング必須】
    ※月に4〜8回がめやすです

夜尿症は、幼稚園や保育園児さんは1ヶ月9900円、
小学生1ヶ月13200円
で受けていただけます。初回来院日から1ヶ月間の金額をお支払いいただき、その間に5〜6回の通院を目指します。

学校に行けない日が続いているといったような症状は、小学生も中学生も1ヶ月16500円で受けていただけます。初回来院日から1ヶ月間の金額をお支払いいただき、その間に4〜8回の通院を目指します。

どちらも、長期的に取り組む必要があるお悩みです。この場合、【親子カウンセリング必須】とさせていただいており、通常の小児はり施術よりも長くお時間をとって、保護者さんのお心にも寄り添う姿勢を大切にしてまいります。

どちらも、成長期のお子様の自己肯定感を下げないよう、明るく楽しく生きていける自信をつけられるよう、保護者様といっしょにお子様の人生を考えていきたいと思っております。


小児はりを受けられているお子様の保護者様は、
550円で、親子ペア割の施術を受けていただけます。(5分程度の刺さないはりによる全身施術)

小児はりで、社会とつながりたい

昨年末、傷ましい事件がおきました。

母親が、我が子3名を手にかけて、自殺未遂するというものです。

このような事件は、全国のどこでも頻発していて、
そのたびにわたしは、心が苦しくなります。

そして、こういった不幸なご家庭をこれ以上増やさないためにも、小児はりを扱う鍼灸師として何ができるかを一生懸命考えています

当院に長く通ってくださっている保護者さんたちは、このようなことをおっしゃってくださいます。

毎月、特に悩みがなくても小児はりに通うようにしています。
そのおかげかはわからないけど、子どもたちに大きなトラブルはないし、風邪をひいてもそこまで重症化せずに治りますね。

小児はりは、子育てをするうえで、大事な支えになっていると思います。困ることや、心配することは時々あるけど、それが悩みにはなりません。定期的にお話を聞いてもらっているからだと思っています。

子どもたちもここにくるのが好きだし、7年間ぐらい、ずっと一緒に成長を見てくれているのもありがたいですね。

小児はりを受けにくると、子どもを褒めてもらるのがうれしいです。

普段、子どもの問題行動で、周囲に謝ってばかり。でもここに来ると、子ども目線で「できるようになったこと」を教えてもらえます。

わたしも、つい、いつも怒ってしまうけれど、育児を褒めてもらえたり、子どもがこちらでのびのびと過ごしている様子を見ると、なんだか認めてもらえたような気持ちになって、嬉しくなります

親が、育児をしていてちょっとつらくなる時にも、小児はりはものすごく助けになると感じています。

わたしにとって、えみ先生は絶対に定期的に会いたい人です。

お話をしていると、反省することばかり。えみ先生がわたしの育児方針を否定することはないけれど、わたしもそんなふうに子どもを見ることができたらな……と感じますし、先生と話すことで、自分の育児がアップデートできる気がしています。

実際、小児はりに通わせたあとは、子どもにすごく優しくできるんです。子どもも嬉しそうだし、もちろんわたしも嬉しい。

自分に余裕がないと、やっぱり子どもに怒る場面が増えるけど、「こういう理由があって、その行動になっているのかもね」と解説していただくと、「そうなのか!」と納得できて、子どもに対しても許せる気持ちが出てきます。

こんなことを言っていただけるたびに、もっとたくさんの地域で、小児はりが、もっと気軽に受けられるようになればいいなと思います。

そしてもちろん、親子を救うのは小児はりだけではないわけなので、必要な人たちに必要な支援が行き届くように、他業界とのつながりも強化していかねばと思います。

子どもを育てる、ということは、
幸せなことも、大変なことも、つらいことも、すべて含んでいて、なかなか一言で言い表せるものではありませんが、

子どもを育てる、ということを、
親だけがやるもの、という風潮にしないようにする、というのがわたしの理想です。

もっと社会全体で子どもを見たいし、
もっと社会全体で保護者さんたちを支えたいですよね。

そのために、わたしが鍼灸師としてできることを
これからもやっていきます。

どうぞよろしくお願いいたします。

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