
こんにちは!
大阪市住吉区長居で、セックスレスや性機能障害のお悩みに対応するRISA鍼灸院 院長のえみすけです。
先日、セックスカウンセラーのとぅるもちさんとインスタライブをさせていただく機会がありまして。
一応、ライブのテーマ自体は「中高年の性交痛について」っていうものだったんですが(鍼灸いいよ!っていうやつ)、その話題は早々に終わって、お話の流れが妊娠中や産後のことに移行しまして。
とぅるもちさんは現在第一子を妊娠中でいらっしゃるので、わたしも、とても楽しみな気持ちでお話できました😊(よかったらアーカイブもご視聴いただけると嬉しい)
でね、ちょうどそのライブでコメントくださってた方から先ほどインスタでDMをいただきまして。
奇しくも、その方も妊娠中だったので、これはちょうどいいテーマやな!と思い、今回のブログを書いております。
これはわたしがライブ中に言うた言葉なんですが、



妊娠や出産って、産後も仲良しでいるか、仲悪くなってしまうかの分岐点みたいなライフイベントな気がします
これについて、皆様どう思われますますか?
はっきり言うと、
産後もセックスしてますか?ってことです。
「子どもが生まれてから、なんだか距離ができた気がする…」 「産後、全然セックスの話にならなくなった…」
そんな悩みを抱えている人、多いですよね。
でも実は、産後のセックスレスの大きな原因は、妊娠中にすでに始まっていることが多いんです。
妊娠中から意識しておくと、産後もパートナーと仲良しでいられる秘訣は3つ。
- 妊娠中の体の変化を理解し、パートナーと共有する
- 産後の生活をリアルにイメージする
- 妊娠中から「デリケートゾーンケア」を習慣化する
です。
これについて詳しくお話ししますね。
① 妊娠中の体の変化を理解し、パートナーと共有する
妊娠中はホルモンバランスの変化で、身体や心、そして性欲に至るまで、いろいろと変わっていくのが自然です。
女性は自分の変化だからわかるのが当たり前だとしても、もちろん男性にはなんのこっちゃです。
なので、この変化を 「二人で受けとめるもの」 だと理解し、パートナーと共有することが大切です。
今してほしいこと。
嬉しいこと。
ほしいもの。
したくないこと。
苦手になってきたもの。
女性はそれらをちゃんと伝えて、
男性も受け取り、変わってください。
妻の妊娠中に男性が変わっていけるか、というのは産後の生活を円滑にすすめるための大事な大事なポイントです。
また、妊娠後期になると、さらに女性の身体は赤ちゃんへの羊水で水分が必要となり、腟のうるおいが低下しやすくなります。
セックスは、元気だったら全然しててもらっていいですが、いつもより濡れにくくなったりするので、ちゃんと潤滑剤は使ってくださいね。もちろん、過度なお腹の張りには注意。
スキンシップのかたちはセックスだけではもちろんないので、自分たちが一番無理なく自然に行える方法で。
ハグを欠かさない、マッサージをする、キスをする、手をつなぐなど。
そしてもちろん、毎日、愛のある言葉をかけて、
お腹の中で一生懸命赤ちゃんを育ててくれている妻に感謝を表してください。
お腹をたくさんなでて、赤ちゃんにも好きだよ、早く会いたいねって話しかけてあげてくださいね😊
②産後の生活をリアルにイメージする
とぅるもちさんとのライブでも話したんですけど、妊娠中に産後の話を聞ける場所が少なすぎるんです。
なのでぜひ、産後のリアルに触れて欲しい。
男性に伝えたいことと、
女性に伝えたいことはそれぞれ違うから、
産後、こうなったらこうしてほしいっていうお話を
臨床中にめちゃくちゃできます。
妊娠中、お互いに 「産後、こんな時どうする?」 について話し合う機会を作っておいてほしいんですね。
例えば、
- 産後は睡眠不足になりがちで、夜の時間を確保するのが難しくなる
- 授乳や赤ちゃんのケアで体力的にヘトヘト になりやすい
- ホルモンの変化で性欲が一時的に低下 する
こういう問題がある、という事実に対して夫婦でできることは?
以下、対応策の例↓
- 夜中の赤ちゃんの世話を交代制にして、母親が3時間以上眠れる時間を必ずつくる(母乳の場合はあんまり間隔あけるとそれはそれでつらいので臨機応変に)
- 夜中は父親がミルクをあげるなど、父親が授乳を代われるなら代わる。父親もおむつ・お風呂などはひとりで完璧にできるようになる
- 授乳の影響もあり、乳首への刺激に対して一時的に嫌悪感を抱いたりするので、乳首への愛撫は避ける。服を脱がなくてもできるスキンシップを基本とし、言葉やマッサージなどで愛情を伝える
などなど。これは一例なので、あくまでもご夫婦での最善を話し合ってみてください。
産後でも無理なくスキンシップを続ける方法や、夫婦で協力できることを考えておくと、
「あれー?!でも思ったよりうまくいかんな!!」
ってなったときでも、「ほなどうする?!」って方向修正しやすいです。
産後にセックスレスになるご夫婦は、
- 父親が自分のことしかしないから腹立つ(妊娠中に変われなかった末路)
- 母親の疲労や睡眠不足を無視して、父親がセックスを誘ってくるから幻滅した
- 父親に赤ちゃんのことを任せられなさすぎて、頼りにする存在ではなくなってしまった(→結果、相手への性欲も低下)
- 母親と子どもが四六時中べったりすぎるので、「女」モードになる時間が少なく、性的な欲求が高まらない
- 父親が産後の母親の体型などをディスるので、愛が冷めてしまった
などのような理由があります。
(もちろん、まだまだあります)
そんなことにならないように、しっかり産後のセックスレスを予防していきましょう。
③妊娠中から「デリケートゾーンケア」を習慣化する
産後のセックスレスの原因のひとつに、「痛み」や「違和感」 があります。
先ほど、妊娠後期から腟のうるおいが減ると書きましたが、出産後はさらに、授乳などの影響で、腟の乾燥が起こりやすいです。
この乾燥は、そもそも性欲を低下させるだけでなく、興奮しても濡れにくいことで性交痛につながってしまいます。
まして、初産だと特に、会陰部の裂傷や傷が怖くて、「挿入なんかしたら裂けるのでは……?」という恐怖感が、さらに産後のスキンシップを遠ざけてしまう要因になります。
そこで、妊娠中からデリケートゾーンの保湿を習慣にすることで、産後の潤いを保ちやすくなります。そして、臨月に入ったら、自分の指で会陰部のマッサージをすることでも、かなり腟の裂傷を防ぐことができます。(抵抗はあるかもしれない……)
産後も、同じように保湿をしっかりしてほしいです。
まだまだ悪露が出る時期は不要として、出血がおさまって普通の下着をはけるようになってきたら、ぜひ保湿もしてみてください。
そして、もし気分がのっていたら、マスターベーションもしてみてほしいです。
いつも育児のことだけ考えていると、頭がなかなかエロモードになりません。性的に刺激されるような素材を見たり、空想して、たまにはエロい気持ちを取り戻しておきましょう。
そしてそのためにも、ご主人はしっかり、
奥様に「かわいい」「愛してるよ」って毎日伝えてくださいね。
どんなに体重が増えていても、
産後のむくみがとれなくても、
美容院に行けなくて髪の毛もぼさぼさでも、
あなたの子どもを命懸けで産んでくれた女神に、
最大限の敬意と感謝を。
そして、どんなときでも愛してるよ、というメッセージを表現することで、女性も、母親から女に戻れるタイミングが訪れます。
まとめ
1.妊娠中の体の変化を理解し、パートナーと共有する
2. 産後の生活をリアルにイメージする
3. 妊娠中から「デリケートゾーンケア」を習慣化する
産後のセックスレスは、「産後に突然起こるもの」ではなく、妊娠中からの積み重ね で防ぐことができます。
「産後も夫婦仲良しでいたい!」と思う人こそ、今からできることを始めてみてくださいね!✨
また、産後の回復を早くするためには、鍼灸 を活用するのも、もちろんすすめです。
鍼灸を受けると、その日ぐっすりと眠れるんです。
また、体のあちこちの痛みもとれやすくなります。
産後は、頑張って抱っこして腱鞘炎になったり、腰痛がでたり、産後リウマチみたいな症状によって関節痛が出たりと、母親の体の痛みに悩まされることがあります。



「陣痛が痛いとは聞いてたけど、産んでもこんなにあちこち痛いの?!」
というのは、わたしが長女を産んだあとに思った感想です。こんなん、ほんま習わんからな……。
よくいわれますが、出産は交通事故に遭ったのと同じぐらいの大怪我だそうです。子宮だって、9ヶ月間かけて大きくなったのがもどっていくわけですから、弱った筋肉も靭帯も、時間をかけて元に戻ります。
すぐに体型や体重がもどらないのは当たり前。
まずはしっかり食べて、赤ちゃんに栄養を与え、寝れるときは寝て、育児のペースをつかむことを最優先に。
その中で、夫婦が「この人がいないとむり!」ってお互いに思えるような関係性を築けていれば、セックスレスにはなりにくいです。ほんまに。
セックスレスは、陥ってしまってから対処するのは本当に難しいので、予防しようとすることが大事です。
それでも、あかんときはあかんねんけども。
でもできることはやっておきたいですよね!
妊娠中の施術のご予約、どんどんお待ちしております😊


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