
こんにちは!
大阪市住吉区長居で、セックスレスや性機能障害のお悩みに対応するRISA鍼灸院 院長のえみすけです。
「実は、セックスでイッたことないんです」
こういうのは、女性患者さんからよく聞くお悩みです。結構これで悩んでる人は多いんですが、なんせ「相手に言いにくい」んですよね。傷つけるかもしれない、と思って、何年もごまかしている人がいるのも事実。
別に絶対オーガズムを感じないとあかんわけではないですが、みんな「イケるもんならイキたい」のが本音。そこで今回は、女性のオーガズムについて解説します。
女性がオーガズムを感じにくい3つの理由
ところで、「イッたことないねん」という女性は、全体の何割ぐらいなんでしょうか。
これは調査によって違うのですが、2006年に26ヵ国・26,032人を対象に行われた『Sexual Well being Global Survey』では、女性で「毎回オーガズムに達する」世界平均が32%あるのに対して、日本人女性はわずか11%だったようです。
さすがに国内調査だともっと高くて、irohaさんが出してるデータだと、1200名の女性のうち、オーガズム経験者は6割ほど。ただこれも、irohaに回答するような方々なので、集団に偏りがありますが……。
とにかく大事なのは、性行為中にオーガズムを感じたことがないという悩みは、決して珍しいことではないということです。
「自分っておかしいんかな?」と思ってしまいがちですが、そんなことはないのでご安心ください。
ちなみに男性は、セックスすると9割がオーガズムを感じるそうです。なんかずるいですね😇
女性は男性よりもイキにくい。
それには理由があります。
①男女における、オーガズムまでの時間差
まず知っておいてほしいのは、男と女とでは、オーガズムに達するまでの時間が違います。
アメリカの性医学者アルフレッド・キンゼイの研究によると、男性が興奮期からオーガズム期に達するのは約5分なのに対し、女性は約20分の刺激と興奮が必要とのこと。なっが!
この4倍もの時間差が、多くのカップルの性的な不調和を生む根本的な原因となっているんですね。
男性が「もうイク!」という段階に達している時、女性はまだオーガズムの手前の段階にいることが多いんです。待ってくれ!
さらに、男性は性器への物理的な刺激でオーガズムの引き金になりますが、女性の場合、膣への挿入やピストン運動だけでオーガズムに達する人は約2割程度と言われています。残りの8割の女性は、別のアプローチが必要なんです。
②身体的な要因
性的な興奮や快感は、陰部への十分な血流があってこそ感じられるもの。
冷え性・運動不足・長時間のデスクワークなどで骨盤内の血流がよくないと、性的な感度が低下しちゃいます。
また、ホルモンバランスの乱れも重要な要因ですよね。エストロゲンやテストステロンなどの性ホルモンの分泌が不足すると、これまた性的欲求や感度が低下してしまいます。
特に出産後、更年期、ストレス過多の状況では、ホルモンバランスが崩れやすくなりますね。
女性の性的快感の中心となる陰核(クリトリス)は、約8,000個もの神経終末を持つ、まさに快感のためだけに存在する器官なんですけど、
この器官への適切な刺激方法を知らないとか、間違った刺激を受けたりすることで、本来の感度を発揮できていない女性も多いです。
そして、あとは筋肉!
イクためには、骨盤底筋群の状態も重要になってきます。
女性のオーガズムは子宮・膣・肛門を含む骨盤底筋群の筋肉の収縮によって起こるので、ピラティスなどでしっかりインナーマッスルを鍛えている女性はわりとイキやすくなります。運動不足でもイキにくくなるんですね。
③心理的・精神的な要因
女性は男性とは異なり、性的な興奮の高まりを「心で感じる」生き物だと言われています。
つまり、男性のように、ちんちん触られてたらだんだん興奮してきた、とかそういうのはあんまりないってことです。
腟への物理的な刺激で快感を得るためには、すでに興奮している状態が必要であり、その興奮を得るためには、精神的な要素が大きく影響します。
男性は視覚的な刺激で性欲のスイッチが入りやすいのに対し、女性は触覚を通じてゆっくりと性的な興奮が高まっていきます。(これも、性的ではない部位への接触が大事です)
また、その場のムード、環境、安心感、信頼関係といった精神的な充足感を、肉体的な満足感よりも重要視する傾向があります。
日常的なストレス、仕事のプレッシャー、家事育児の負担などは、常に脳を緊張状態に保ち、性的な感覚を鈍らせてしまいます。
あと、一番あかんのが、「イッた?」とか「イッていいよ…!」とか言われるやつ。うるさい。黙って。
パートナーからのプレッシャーは、「オーガズムを感じなければならない」という義務感を募らせ、かえって感度を下げる要因となります。
特に日本女性の場合、性について積極的に語ることを良しとしない文化的背景もあり、自分の性的な欲求や感覚について十分に理解していない場合も多く見受けられます。
また、痛みを感じても「痛い」と言えずに我慢してしまい、それが性的な体験に対するネガティブな印象を作ってしまうこともあります。
イッたことない女性がオーガズムを感じるために必要なこと
これはまず、マスターベーションでもイッたことがないかどうか、によって変わります。
2つのパターンに分けて解説します。
①マスターベーションでもイッたことがない
ここに該当するのは、まずメンタルに課題がある方です。
性的なことが怖い、苦手、汚らしいものだと感じているなど、性に抵抗がある方は、そもそもマスターベーションをしない場合もあるし、していても絶頂の途中で「怖い」と感じて、「止めて」しまうことがあります。
また、そのうえで、自分の身体の使い方を練習する必要もあります。
ブログでは細かく書けないですが、ゆっくりと、自分の中で何がストッパーになっているのか?を解きほぐしていくことでイケるようになると思います。
②マスターベーションではイケる
ここに該当するのは、相手との関係性に課題がある方です。
相手に、本当のことを伝えられていなかったり、気を遣って合わせてしまうことが多かったり、ついついセックスの時は受け身になってしまい、主体性がなくなる方にも多いです。
あとはセックス中に雑念が多い場合もイケません。興奮を高める時は、いかに身体の感覚に集中できるかがコツです。
女性のオーガズムに対してのRISA鍼灸院の取り組み
女性がオーガズムを感じるメリットは複数あります。
- ホルモンバランスが改善する
- 血行が良くなり、骨盤底筋群の筋肉を強化する
- 身体の痛みが緩和される
- 免疫機能が向上する
- ストレスが軽減する
- 睡眠の質が向上する
- 自信と自己肯定感が向上する
- 機嫌が良くなる
- パートナーと、より仲良しになる
- 妊娠確率が上がる
基本、いいことしかないので、イッたことない、っていう女性には是非オーガズムを体感してほしいです。
とはいえそんな個人的なこと、どうすんのよって話なんですけど、RISA鍼灸院では、女性患者様に対して、ニーズがあれば、性的な快感を感じるためのサポートもさせていただいております。
これは、ひとり治療院ならではの強み。
段階に応じて、
- 腟模型を使った、骨盤臓器周囲に対する理解を深める講義
- irohaの商品を使った腟ケア
- irohaの商品を使ったマスターベーションの勧め
- オーガズムに達しやすくなる身体の使い方
などをお伝えすることがあります。
ベーシックコースの中でも対応可能ですが、レディースコースだと、さらに性機能向上の鍼灸施術を用いることで、性欲をアップさせたり、腟を濡れやすさせたりすることができるので、よりおすすめです。


まとめ
女性の性機能に関する悩み、特にオーガズムを感じにくいという問題は、決して珍しいことではありません。なので、深刻に悩みすぎなくても大丈夫。
そしてその原因は人によって違うので、一概に「こうすればいい!」と言えるものでもありません。
RISA鍼灸院では、おひとりおひとりのお悩みに合わせて、最適な提案をしています。一人で悩みを抱え込むよりも、専門的な知識と経験を持つ治療者に相談することで、必ず改善への道筋が見えてきます。
また、パートナーとのコミュニケーションも、問題解決には欠かせない要素ですね。
もし今、性的な悩みを抱えて一人で苦しんでいるなら、ぜひ一度ご相談ください。
あなたの人生がより充実したものになるよう、全力でサポートさせていただきます。秘密は厳守しますので、気になる方はLINEでご相談くださいね。


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